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美味しんぼの鼻血の話を読んで、福島県のことを考えてみた

oishinbo

小学館が発行するビッグコミックスピリッツ2014年5月26日号で、「美味しんぼ」が福島県の放射線の影響を歪曲して伝えているというニュースが話題になっています。

美味しんぼ:福島知事「風評被害助長、残念」と不快感

12日発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中の漫画「美味しんぼ」で登場人物が「福島県内には住むな」などと話す場面が描かれたことについて、同県の佐藤雄平知事は同日、「風評被害を助長するような印象で極めて残念」と述べた。会合出席のため訪れたさいたま市で、報道陣の質問に答えた。/引用元:毎日新聞

福島県知事のお怒りもごもっともでして、ビッグコミックスピリッツ編集部も対応に苦慮するあまり、コメントを出したようです。

スピリッツ24号掲載の「美味しんぼ」に関しまして

24号掲載の「美味しんぼ」作中において、鼻血や疲労感と放射線の影響を関連付ける発言が出てまいりますが、前号で登場した医師のように、そうした放射線との関連性について、否定的な意見を持つ方も多く存在します。その因果関係について断定するものではありません。

実在の作中人物の意見を受けた表現は、事故直後に盛んになされた低線量放射線の影響についての検証や、現地の様々な声を伝える機会が大きく減っている中、行政や報道のありかたについて、議論をいま一度深める一助となることを願って作者が採用したものであり、編集部もこれを重視して掲載させていただきました。

また、作中に2013年の取材当時、騎西高校へ避難されていた方々が登場いたしますが、鼻血や体調に関わるエピソードは、この方々への取材とは無関係です。

皆様からお寄せいただいたご批判とご意見は真摯に受け止め、今後の誌面づくりに活かしてまいります。5月19日発売の25号と小誌公式ホームページにて、上記の議論を深める意図のもとに、識者、専門家の方々の見解やご批判を含む様々な意見を集約した特集記事を掲載する予定です。「美味しんぼ」福島の真実編の最終話本編と併せて、ご覧いただければ幸いです。/引用元:SPINET

コメントを拝見すると、議論を深めるために問題提起をしたと読み取れます。
震災から3年も経過し、多くの日本人の記憶の中から徐々に徐々に震災のことが薄れていきつつあることは確かに否定しがたい事実です。現在の東京は昼も夜もガンガン電気を使いまくっておりますが、震災直後に節電に対する高い意識をみんなで共有していたのは一体何だったんだろうと思わずにはいられません。人間というのは非常に勝手な生き物でして、みんなも自分もしんどい時は一致団結しても、自分の苦しみが薄らぐと、他人の苦しみを自分の苦しみのように感じられなくなったりします。

スピリッツ編集部が狙ったとおり、今回の一件で、福島県と原発の記憶を呼び覚ますことは確かにできたように思いますが、その方法には疑問符がついてしまいます。くまよむも、掲載号を買ってきて読んでみましたけど、「美味しんぼ」ほどの影響力のあるマンガで、このようなことを行うのはやはりいかがなものかと思います。

作者は福島の真実を伝える意味で描いているようですが、「美味しんぼ」は昔から少々妙な批判精神が垣間見られるところがありまして、普通に山岡士郎と海原雄山が料理対決をしているだけなら毒がなくて面白いんですが、過激な描写がなされていると読者としてはまたか~と寂しい気持ちになったりします。

来週号で新たなアクションが起きるとのことなので、昔から「美味しんぼ」を愛読しているファンの一人として、引き続きウォッチングしていきたいと思います。


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