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【連載】ネタ切り(寝たきり)浪人のブッチギリ時評 Vol.5

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テーマ「フィギュア」

フィギュアの世界選手権大会が男女共に好成績だったことは大変喜ばしいことである。しかし、川柳詠みは心がネジ曲っているので少し不満を感じて見ている。それは終わった後で点数を発表し、勝った負けたと大騒ぎすることである。オリンピック種目に入って、金だ銀だとメダルの色を競い、国旗を掲げ国家を歌いながらナショナリズムを煽り、スポーツとしての感動を増加させるのは仕方ないことかもしれない。

それにしても、フィギュアは華麗でファンタスティックだ。女子はなおさら、美しすぎてスポーツとして見ると齟齬を感じる。名曲にのせて銀盤で舞う姿はまさに妖精である。ネタ切り浪人はフィギュアを見るたびにあの流氷とともにやってくるクリオネを思い出して重ね合わせる。可憐で儚くてどこで生まれどこへ行くのか。銀盤で舞うクリオネの妖精の国籍を詮索したり、得点を論じたりするのは興ざめである。妖精は夢の国からくるのである。

銀盤に 妖精を見る フィギュアかな

 

森喜朗元首相が浅田真央ちゃんについて言ったコメントがひんしゅくを買いブーイングの嵐に見舞われたが、ネタ切り浪人は森元首相の言葉を少し補足したい。たしか「あの子、大事なときに云々…」といわれたはずだが、「あの子」というその言葉にポイントがあると思う。年を取ると自分の幼い子や孫が運動会で転ぶんじゃないかといつもハラハラしてみているものである。それがつい出たのではないか。もし転んでそれでも泣きながら立ち上がったらどうだろう。レースに飛び込んで抱き締めたいと思うんじゃないだろうか。順位なんかはどうでもいい。フィギュアとはそんな世界ではないだろうか。

実際に「何かあったらすぐ助けに行くから」といって選手の背を軽くたたいてリンクに送り出すコーチがいるらしい。森元首相がどうゆう意味で言われたかは知らないが、ネタ切り浪人はそう思いたい。

妖精は こけても絵になる フィギュアかな

 

それからもう一つ。テレビでスポーツ解説者が選手がなにかやるたびに「トリプルルッツ」とか「ダブル…」なんて叫ぶのはとても気になる。せっかく名曲が流れて幻想の世界に入っているのに現実に戻されてしまう。分かりやすく説明しようとされる親切は分かるけど。せめて字幕で出し、終わった後で解説してもよいのではないだろうか。聞くところによると、曲に歌詞が入っているものは減点されるとか。歌詞のイメージが邪魔するからだろう。それほど繊細ならば、なぜ無粋な不協和音を入れるのだろうか。

クリオネは 氷とともに 去って行き

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